「今を生きていない」ことに気づきましょう
「時間移行」とは?
人の悩みの原因となる4つの心のクセの4番目は【時間移行】です。
これは、「今」を生きているのに、ついつい過去や未来に意識を向けてしまうこと。
ランチタイムに、お出汁がたっぷりしみ込んだ美味しいきつねうどんを食べているのに、午前中にやってしまった失敗を思い出して落ち込んでいたら、おうどんが台無しですよね。
ちょっぴり値段が張るけれど、ステキなゲストが来るパーティーを、「お金を使いすぎたら先々困るかも」と未来を心配してガマンしていたら、「今」がつまらないものになってしまいます。
未来は「今」の気持ちで決まります
あなたには、よく過去を後悔したり、未来の心配をしたりして、イヤな気分になってしまうことはありませんか?
実は、自分の「未来」をどのようになるかは、「今」の気持ちの選択によって決まるのです。
過去にどんなことがあろうと、「いい勉強だった!」と思うようにして、今をいい気分にしていたら、いい気分の未来を引き寄せるようになります。
また、未来がどうなるかは、誰も分かりません。
思わぬ遠縁の親戚から遺産が転がり込む可能性や、自分がYoutubeにアップした動画が世界的なヒットになって人気者になる、なんてことだってないわけではないのです。
けれど、「どうせ自分の未来はこんなものだから、ガマンしなきゃ」と思っていたら、思っている通りに、ガマンしないとやっていけない未来を引き寄せるようになってしまうのです。
「今」にもっと意識を向けましょう
ですから、「今」の自分の気分にもっともっと意識を向けてみましょう。
つい過去のことを思い出してクヨクヨしてしまうなら、
「済んだことをワザワザ思い返してイヤな気分になって、イヤな未来を引き寄せるのはもったいない!」。
望まない未来を想像してモヤモヤしてしまうなら、
「そうならないことだってあるよね。どうなったら嬉しい?」
と望む未来をイメージしていい気分になると、未来はイメージの方向に進んでいきます。
それに、過去や未来に意識を向けることで、目の前の美味しいきつねうどんを味わわないのは本当にもったいないこと。
「今ではない悩み」にとらわれるのをやめて、「いま・ここ・わたし」に意識を向けていきましょう!