プレゼントその1<自己肯定感をさらに強める4つの習慣>
習慣1 何かのせいにするのをやめる
色々なことが起こる世の中ですから、いつもいい気分ではいられないし、未来が不安だったり自分を信じられなくて揺らいだりということもたくさん起こりますよね。
この原稿を書いている2020年の3月は、新型コロナウィルスが広がって、全国的な学校の休校、イベントや集会の自粛など、今まで経験しなかったことが起こっています。
けれど、いまだかつてない経験であろうと、どんなときにも一番大切なことは、「自分が主体になる」ということだと私は思っているのです。
トラブルやイレギュラーなことがなければ「快適」ですから、それを失わせたものがあれば、「それさえなければ」と思うのですが・・・。
コロナウィルスを責めても謝ってくれませんし(笑)、モヤモヤが長引くだけ。しかも、モヤモヤするとモヤモヤすることがもっと起きてしまうのです。
ですから、そういうときは、 「ないこともあったのに、なってしまったのなら、それはもう、これで何かに気づけということだ!」と、「自分のために起こったこと」と引き受けてしまったほうが、船の舵を、自分に取り戻せるんですよ。
コロナの影響で、「仕事が減った」「収入が減った」「イベントに行けない」と、「ない」に意識が向いてしまいますが、そうすると、いつまでもイヤな気分が終わりません。
ですから、そんなときこそ、「ある探しゲーム」をしていただきたいのです。
それで、例えば「仕事に行けないので、気になっていた部屋の片づけをやる!」と、できることが「ある」と気が付いたら、部屋がスッキリして気分がよくなったり、探していても見つからなかったものがひょっこり出てくることがあるかもしれません。
さらに、出歩くのを減らしたせいで、部屋で、YouTubeの今まで見なかった音楽などのジャンルの動画を見るようになって、素晴らしい音楽に感動するかもしれません。
そうした、「ある」をいくつも見つけられると、マイナスな出来事を少しずつ肯定できるようになるし、いい気分に心を方向付けることもできるんですね。
「何か」のせいにしていたら、自分は「翻弄される笹舟」になってしまいます。
さらに、「誰かが何かをしてくれたら」と待っていても、自分が発しているのは「自分は無力」という波長ですから、「無力を感じる現実」を体験するだけになるので、もったいないのです!
けれど、自分が主体になり、「この状況は、自分の役に立つことでもあるのかも」と思い、「この状況で、自分はどうすればいいか?」「何を望むか?」を考えて行動したら、自分にエネルギーが戻るし、応援されるようなことも起こるようになるでしょう 。
とはいえ、仕事が激減して収入が減り、生活や支払いの心配をするようになっている方もおられるので、そういう方には「そうは言ってもね」と思われてしまうかもしれません。
けれど、それでもあえて「ある」を、自分が見つけようとすることや、自分で自分の心をゆるめるようにしていくことをやっていただきたいのです。
なぜなら、マイナスなところにプラスを見つけて、出来事を肯定できるようになると、それが起こった自分も肯定できるようになるし、「大丈夫、何とかなる」というエネルギーもわくようになっていくからです。
自己肯定感が弱かった私は、ずっとこれをやり続けていたことが、がんという大きなトラブルも乗りこえることができた要因の一つでした。
私は、自己肯定感の持ち方で、これから「軽やかで幸せな現実を生きるか」「重くて悩ましい現実を生きるか」の二極にハッキリと別れていくと思っています。
やってくるのが大波であればあるほど、それは、「こんな時でも自分の気持ちをいい気分にできるか?それで自分の未来をいい気分なものに変えられるか?」というお試しのように思います。
ですから、どんな大波が来ても、「これは、私が運が悪いからだ」と人や状況のせいと思って翻弄されるのではなく、、「起こったことは最善」「今できることはあるかな?」「これからどうしようかな?」と思って、お試しをクリアして、自分が望むところに船を動かしていきましょう。
まずは、自分の心と体をホッとゆるめることが、「自分に戻る」スタートです。
そうやって舵を取り戻し、いい気分になって、今できること、今やりたいことをやってみてくださいね。
必ずいい方向に状況が変わっていきますから!
習慣2 出来事を良い悪いとジャッジするのをやめる
自分を肯定できるかできないか、というときというのは、たいてい「二元論」でものを考えているはずです。 二元論というのは、「良い・悪い」、「上・下」といったものですね。
すると、良いといい気分になれますが、悪いとイヤな気分になるでしょう。
本では、悪いことや困ったことが起きた時に、「ある」を見つけて、いい気分になる方法をご紹介していますが、だんだんそれに慣れてきたら、「出来事を良い悪いとジャッジするのをやめる」と、さらに心を軽やかにすることができますよ。
そんなときに使うといい言葉あります。それは、 「そうなんだ」。
思いがけないことが起こったとき、「大変だ!」と思うと、動揺して、かえってパニックになって、パフォーマンスが下がってしまいます。 けれど、ニュートラルに、あるがまま、「そうなんだ」と受け止めたら、「ではどうするか」に、スムーズに行けるんですよね。
また、良いこと、嬉しいことがあるのはステキなことなのですが、あまり「良いこと」にこだわりすぎてしまうと、うまくいかないことがあったときに、自分や状況を責めたり、落ち込んだりしやすくなってしまいます。
それに、良いことも悪いことも、「長い目で見る」と、どうなるか分からないもの。
例えば、楽しみにしていたイベントが中止になったら「悪いこと」ですが、そのおかげで出かける代わりにゆっくり休めて、「体には良かった」ということもあります。
反対に、試験に合格して「良かった!」と思ったけれど、受かったらさらに勉強することが増えて、本当はやりたい趣味が全然できなくなって、自分のメンタルには悪かった、ということもあるかもしれません。
また、仕事で業者さんがミスをして、お客様に渡す商品が届かなくてピンチ!ということがあったとき。業者さんを責める代わりに、「そうなんだ」と受け止め、お客様に真摯に謝り、できる手をすべて打ったら、業者さんもお客様も自分のファンになってくれて、このピンチがその後の発展につながる、ということもあるでしょう。でも、業者さんを責め、お客様に愚痴を言っていたら、そういう展開にならなかったはずです。
しんどい出来事は、「これが最善!」と思うことはなかなかできないかもしれません。でも、どんな出来事も、「ないこともあったのにあったのなら、これは自分に何かを気づかせるためだ」と思っていると、「悪い」認定をして自分のエネルギーを下げたり、怒りのエネルギーで自分を濁らせたりせずに済むので、けっこう軽やかでいられます。そして、「こういうことかな」と気づけば、リカバリーも早くなるのです。
私も、旦那さんに頼まれた宛名書きで、ついうっかり、宛名を書き間違えていたのを、その時に限って旦那さんがチェックして見つけ、「大事なことなのに」と注意されてションボリしたことがあります(笑)。
でも、いつもはチェックなどしないのに、チェックした時に限って見つかったのなら、それは「運が悪い」のではなく、「慣れて雑になっていたから、もっと確認するように」ということを「気づかせてくれた」のだと思ったら、受け入れられるのですね。それに、出す前に間違いに気づけて「良かった!」です(笑)。
出来事を、「良い・悪い」ではなく「そうなんだ」と受け入れてみると、軽やかでいられますよ。
ぜひ試してみてください!
習慣3 気にしない
自己肯定感が弱いと、どうしても「人の評価」で自信をつけようとするので、人が自分をどう思っているかを気にしてしまいます。
また、繊細な人は特に、「あの人はこう思っているのではないか」と気をまわして考えて、それに疲れてしまうこともあるでしょう。 けれど、実際のところは「こう思って」はいないことも多いのですよね!
「人にどう思われるか」を気にしていると、人の波長を受け取りやすくなります。すると、ポジティブに思われているのならいいのですが、ネガティブに思われていると、それに領域侵犯されて、自分が揺らいでしまいます。
でも、領域侵犯は自分で防げるのです。
領域侵犯を防ぐ一番の行動は、 「自分は自分、これでいい」と思うこと。
例えば、人前で話をするような機会があったとします。その時に、「よく思われたい」と人に意識が向いていると、ちょっと斜に構えている人がいたら、その波長を受け取って、「どうしよう」と緊張してしまうのです。
けれど、「どう思われようと、伝えたいことを一生懸命伝えるだけ!」と、自分に集中していると、斜に構えている人の波長を受け取らないので、良いパフォーマンスができるのです。
人は色々なことを思うもの。そして、何を思おうとそれはその人の自由です。
けれど、それを受け入れるかどうかは、「自分」が決められるのですね。
とはいえ、なかなか「そうは言っても・・・」と、人を気にする癖は変えられないかもしれません。私も元は「人のことを気にする質」だったので分かります。
そんな私を変えてくれたきっかけの一つは、母の一言でした。
高校時代、いつもは制服だけれど、修学旅行か何かで私服を着る機会がありました。私は自分の私服センスに自信がなく、さらに「よく思われたい」気持ちが強かったので、もっている服をとっかえひっかえしていたのですが、そんな私を見て、母が言ったのです。
「お前が思っているほど、人はお前のことを気にしちゃいないよ」
!
確かに、そういえば自分だって、すごく気になる人なら別ですが、人の服をそれほど気にしていないのです(笑)。
それに気づいてから、私は「人はそんなに私のことを気にしちゃいないんだから、好きなことをしても大丈夫」と、前よりものびのびできるようになっていったのです。
人がどう思うかは、その人の問題。
大事なのは、自分が自分らしくいるかどうか。
「良く見せようと作った自分」を好かれても、「本当の自分は受け入れてもらえないんじゃ」と不安になってしまうだけです。
けれど自分らしくのびのびしていたら、自分もラクですし、それに合わない人は離れていったほうがいいのですし、自分らしさに共感してくれる人はちゃんと現れます。
ですから、もっと自分らしくしていて、大丈夫なんですよ!
習慣4 思いをためない
言いたいことがあるけれど、「これを言ったら、相手は不愉快になる」「面倒くさいことになる」「どうせ分かってもらえない」と、飲み込んでしまうことはありませんか?
けれど、ためていると、お腹の中でそれが積もって、不満の大爆発が起こることや、場合によっては病気の原因になってしまうこともあるのです。
ですから、言いたいことがあったら、ためずに伝えることも、自分を守る、大事なことなんですよ。
その時に、伝え方のコツがあります。
もし、人が自分に対して失礼な態度をとったとします。けれど、それが例えば1言うと10になって返ってくるような人だと、「反論すると面倒だから」とガマンしてしまうかもしれません。
けれど、相手に対する不満はたまっていきます。そして相手も、「反論しないんだから、これくらい言っていい」と思っていますから、状況は変わらないでしょう。
またそういう時に、「そういう言い方、ないんじゃないですか?」とストレートに言うと、相手は「責められた!」と思って、逆に言い返そうとし始めます。
ですので、ストレートに相手を責めるよりも、「自分の気持ち」を伝えるのです。
「そういう言い方をされると、悲しくなります」とか、「落ち込みます」とか。
それで、相手が「あ、言い過ぎたんだな」とようやく気が付くこともあるでしょう。
けれど、伝えても、「何言っているの、あなたが悪いんじゃない」とか、「あなたのためを思って言っているんじゃない」とかと聞く耳をもたない人もいます。
そういう時は、重ねて、「忠告はありがたいけれど、やっぱりいい気持ちはしません」とか、「私はこういう気持ちで言ったの」と伝えてみましょう。
エスパーではないのですから、人はこちらの気持ちを100%分かってはいません。
自分が伝えないことで相手が変わらないのなら、それは自分が原因でもあるのです。
そして、そこまで伝えても気持ちが伝わない相手であれば、付き合い方を変えることも考えていいでしょう。
最初は伝えるのに勇気が要ります。さらに、「言ってもどうせダメだろう」と思いながら伝えると、「どうせダメ」という結果になりやすいです。
けれど、「伝えたらきっと分かってくれる」と相手を信頼して、「そう言われると、やっぱり傷ついちゃうなぁ。こう言ってくれないかな?」と軽やかに伝えると、和やかな結果になりやすいんですよ。
言いたいこともやりたいこともガマンしていたら、しわ寄せが来るのは「自分」です。
ですから、思いをためずに軽やかに伝えるチャレンジをぜひしてみてくださいね。
それに自己肯定感を強めていたら、自分の気持ちを伝えても、やりたいことをやっても、否定されるのではなく、受け入れられたり、応援されたりするようになるでしょう。
なぜなら、あなたも相手を否定せず、受け入れることをしているので、相手も同じようにしようと思うからです。
そうしていくと、本に書いているように、相手が同じ人であっても、自分次第で、相手が見せる面ややることが変わります。付き合う人もだんだん変わっていくでしょう。
自分の思いを大切にし、のびのびと自分らしくしているほど、その自分に合うように周りが変わっていくんですよ!
プレゼントその2 幸せを阻むブロックを解除する 「願いを叶える呼吸」
特典の二つ目は、本にはページ数の関係で載せられなかった、ブロックを解除するワーク、「願いを叶える呼吸」をご紹介します。
これはすごく効果がありますよ!
やりたいことがあるけれど、なかなかできない、ということがありますよね。
その最大の原因は「怖れ」があるからです。
ステキな服を見つけて、「欲しい!」と思ったけれど、値札を見て「高すぎる!」と、「お金を失う怖れ」が生まれると、せっかく魂が、「着て、ステキで、ウキウキした自分」を叶えたいと思っているし、実は買うだけのお金もちゃんと貯まっているのに、「もったいない」とあきらめてしまうこともあるでしょう。
そういった「お金の怖れ」だけでなく、さらに「うまくいかない怖れ」、「人から嫌われてしまう怖れ」、「病気になってしまう怖れ」など、自分の幸せを阻むブロックというのは色々あります。
それを、呼吸を使ったイメージワークで解除していきましょう!
<step1>
「自分はこんなことがダメだ」「怖い」と思うことを、思い浮かべてください。「お金が減るのが怖くて、欲しいものが買えない」「嫌われるのが怖くて、傷つきやすい」「病気になったらどうしよう」……。思い浮かびましたか?
<step2>
それを解除していきましょう。まずは、「こうなると怖い」というネガティブイメージを、吐く息と一緒に体から出していきます。
「お金が減るのが怖い」だったら、目を閉じて、お財布の中身や通帳の残額を見てため息をついている自分を思い浮かべながら、口からゆっくり息を吐いて、そのイメージを体から吐き出します。
<step3>
吐ききったら、次は自分が「こうだといいな」と思うイメージをしながら、ゆっくりと鼻から息を吸いこみます。欲しい服を買ってニコニコしている自分、お財布や通帳を見てニコニコしている自分……。
吸い終えた時、笑顔を浮かべ、「こうなって良かったー!幸せ―!」という感情と、パーッと明るくなる感じを味わってください。
<step4>
ネガティブイメージが、ポジティブイメージに上書きされ、感情がワクワク、幸せ、楽しい感じになるまで繰り返しやりましょう。
このイメージワークは、なかなかパワフルですよ!
イヤなことや怖れがわいたときに、このワークで「思いと感情」を変えることで、違う並行現実にポン!と移動するのです。
逆に「そうは言っても……」とまた感情が濁ったら、元の現実に戻ってしまいますので、その都度、呼吸でのブロック解除をして、移動する、を繰り返してみてください。
いつの間にか「あれ?なんか前よりも怖くない」「気が付いたらできていた!」というふうになっていくでしょう。
ぜひやってみてください!
自分が世界を作ります。
だから自分次第で、自分に起こることはどんどん幸せになっていきますよ。
どうぞ楽しみにしていてください!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
ブログやフェイスブック、無料メルマガでも日々メッセージを発信しておりますので、ご縁を続けてくださったら嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
あなたがいつも笑顔のあふれる日々でありますよう祈っております!
◆ブログ「せかしあの処方箋」
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◆メルマガ「ツキの天使がやってくるステキな言葉」(毎週金曜配信)
◆本の理解の助けになる、恒吉彩矢子の著書です。
●「『喜び』と『怖れ』の法則」について
『仕事と人生が100倍うまくいく!「喜び」と「怖れ」の法則』(きこ書房)
●「領域侵犯」や「承認欲求」について
『シアワセになる仕組み 9 割の悩みは《たった4 つの心のクセ》で解消する』 (ヒカルランド)
●「せかしあ」について
『世界で一番幸せになる! ときめき自分ノート』(かざひの文庫)
『世界で一番幸せになれるプリンセス・ブック』(PHP 研究所)
●「引き寄せ婚活」について
『いままで結婚しなくて正解だったと思える本』(きこ書房)