『いままで結婚しなくて正解だったと思える本』プレゼントエッセイ

『いままで結婚しなくて正解だったと思える本』
目次

スペシャルエッセイ 本に載せられなかった大切なお話

ありがとうございます。『いままで結婚しなくて正解だったと思える本』を読んでくださって、心より感謝いたします。
特典エッセイをどうぞお楽しみくださいませ!

「いい人に出会えますように」と祈願していませんか?

 お正月の初詣のときに、チャリンとお賽銭を投げて、「今年はいい人と出会えますように!」とお願いすることがありますよね。
 でも実は・・・。それでは結婚できない、と知っていましたか?

 それは、「神頼みなんて効かないから」ではありません。本に詳しく書きましたが、神頼みはものすごい力があります。私はそれで、理想のマイホームも手に入れました。
 また、「お賽銭の額が少ないから」でもありません。その答えは・・・
「自分の心が全然定まっていないから」です。

 「出会えますように」と願ったのは、「結婚には順序というものがあるので、まずは出会ってから」と謙虚に思っているからかもしれませんが、神社の神さまは「出会うだけでいいんだね」と受け取ります。
 それで、職場に感じの良い女性の先輩や既婚者の同僚を送ってくれて、「はい、いい人と出会えましたね、ミッション完了!」となってしまうのです。
 ちょっとショックですよね(笑)。

 神頼みは間違いなく効きます。
「今年もいい年になりますように」という願いももちろん叶っています。
 毎日、失敗や困ったことも起こるでしょうが、「ご飯を食べられる」ということだって、世界を見渡せばとてもありがたいこと。ですから、「いい年」なのは間違いありません。
 神社で自分の心からの願いを、思いっきり本気になって、思いっきり分かりやすく神さまに伝えたら、必ず応援してもらえます。
 思いっきり本気になったら、外国住まいの旦那さまを引き寄せて、1年も経たずに外国に住むことになった人もいます。
 けれど、自分の気持ちがあやふやで、伝え方もあいまいだと、きちんと伝わらないのです。

 あなたは、本当に結婚したいですか?
 「まだ結婚はしたくないけれど、周りがどんどん結婚しているし」「結婚したら寂しさから逃れられるかもしれないし」「結婚しなさいと言われているし」・・・。
 さまざまな理由で、「結婚しないと」と思っているかもしれませんが、昔のように、「大好きな人ではないけれど、親が決めてくれた人と結婚」できた時代と違って、今は「自分が心から願う人と結婚できる」けれど、自分で獲得しなければいけない時代です。
 そして自分が獲得できるものというのは、自分が頭の表面上で考えていることではなく、心の奥底で思っていること、さらに意識できないくらい深くの魂レベルで決めていることなのです
 ですから、「自分が心の底からどう思っているか」が強く反映されます。
 口では「結婚しないと」と言ってはいても、心の底では「でも、結婚はいろいろ面倒だろうし・・・」と思っていたら、その思い通りに「結婚したい人と出会えない」という現実を引き寄せます。
 ですから「いい人と出会えますように」くらいの気持ちだと、なかなか「よし!」と思える人と出会うことができないのです。

運命の人は道でバッタリ! と思っていませんか?

また、「運命の人と道でバッタリ出会えないかな」と思っていたりはしませんか?
 恥ずかしながら私がその一人でして、出張のとき一人で飛行機や新幹線に乗るたびに、「あ~、隣の席に座る人が運命の人だったらな~」などと思っていました(笑)。
 が、乗り合わせるのは女性や、話しかけなくてもいいかな、と思うような方ばかり。
 これも同じです。
「バッタリ出会って、その人がステキな人だったら考えてみるか」程度の気持ちだから、「まだまだ、出会わなくていいよね。準備ができていないからね」と神さまにも思われて、出会うことができていなかったのだと、今なら分かります。

 そもそも、一生勤めるわけでもない会社に入るのだって、準備をしていろいろ選んで試験を突破してとなるのに、一生を一緒にする相手が「ポンと現れるはず」は、そうそうないですよね(笑)。 
 結婚に必要なのは「自分の思い」と「行動」です。
 自分が「結婚」という、一生のパートナーを選ぶイベントを内心怖れていたら、なかなか出合えません。
 だからといって、「行動しなくちゃ」と思ってやみくもに行動しても、「まだちょっと」という自分の心に反映してうまくいかないことも多いのです。

 その一つが「恋愛祈願」。
 結婚のために、何かアクションを起こさなきゃ、というのはすばらしいことなのですが、有名な恋愛祈願の神社で祈願して、おみくじをひいて、絵馬を書いて、お守りをもらったから、「これで安心、あとは果報は寝て待てというし」とばかりに、他には何も動かなければ・・・、いい人とはなかなか出会えないのですね。
 なぜかというと、今までご縁がなかったのは、自分に自信がなかったり、男性と出会う場に行かなかったりすることが原因であったなら、そこを変えていかないと未来は変わらないからです。

 神社での祈願が一番叶うのは、「自分はもう結婚する心構えも準備もバッチリ整っていますので、あとのことは応援よろしくお願いいたします!」と、自分も心がシッカリと決まっているとき。
 けれど、「神さまにお願いしたら、きっとたぶん大

丈夫だよね。でも変な人ばかりに出会ったらイヤだなぁ。私も家事には自信がないし。それに結婚した人の両親が困った人だったら」と、祈願をしても不安がてんこ盛りだったら・・・。
 神さまは「すごく不安に思っているようだし、変な人に出会うことを考えているからそれを叶えて、まだ結婚には至らないようにしておこうか」と、親切心から、結婚以外のことを叶えてくれてしまいます。
ですから、一番大切なのは、「自分の思い」を整えることなのです!

白馬に乗った王子様がいつかやってくると思っていませんか?

 また、「仕事がきつい」「周りに困った人がいる」「今の環境は自分を発揮できない気がする」・・・。そういうことがあると、「生活を変えたい」と思うものです。
 そんなとき、「誰かが自分をここから連れ出してくれたら」と思ったりしませんか? 
 私は思いました(笑)。
 結婚は、住むところも変わるし、今までやらなかった家事や子育てをやることにもなりますし、仕事を変えることややめることもありますし、何よりも「一緒に暮らす人に合わせる」ということが必要となり、今までとは同じではいられなくなります。
 大きな変化を伴うイベントではあるのですが・・・。
 自分を連れ出して、人生を変えてくれるのは、「王子様」だけとは限らないのです。

 私が「誰かにここから連れ出してほしい」と一番強く願っていたのは、OL時代、合わない上司への強いストレスがあって、仕事にも未来にもすごく閉塞感を感じていたときでした。
 そしてそれからしばらくして、私は会社を辞め、本当に生活を変えることになったのです。
 でもそれは、王子様が現れたからではありません。
 自分自身で会社以外の道を模索して、セラピストになろうと志し、学校に入ることに決めてと、そのために行動したからです。
 苦しかった私を救ってくれたのは、「自分自身」。
 本当に苦しければ、本当に現状を打破したければ、「神頼みしたらもういいや」では終わらず、自分で動くようになります。
 つまり、「自分で動かないではいられないほど、自分が心から思っている」からこそ、現実が動き始めるのです
 ですから、「恋愛祈願だけすれば」「王子様が現れたら」と思っている程度の気持ちだったら、「今のままでもいい」と、心の奥底では声高らかに宣言しているということ。ですから思っている通り、現実が変わらなかったのです。

いい出会いは「自分の思い」で引き寄せるもの!

 このように、結婚という人生のイベントに至るには、「軽い気持ち」だとなかなかうまくいかないことも多いのです。
 もちろん中には、「結婚なんて紙切れ一枚にサインをすればいいんだから、軽い気持ちで結婚してもいいの!」という方もいるでしょうし、それでうまくいくことももちろんあります。
 けれど今は、軽い気持ちで結婚して、軽い気持ちで離婚できてしまうことも多いのが現実。離婚の原因はさまざまですが、「こんなはずじゃなかった」ということが重なると、一緒には居られなくなります。
 だからこそ、「自分の思い」をしっかりと定め、自分が心から願う人を思っておくことが大切になるのです。

「ピッタリの人と出会わせてください」ではダメだった!

 結婚に本気になる前、私は「結婚を引き寄せるため」には二つの方法があると聞いていました。
 一つは「すごく事細かく明確に、パートナーの条件をリストアップすると、その条件通りの人が現れる」というもの。
 もう一つは「限定しすぎると、本当は自分に合っている人を除外してしまってキャッチできないので、『自分にピッタリの人に出会えますように』とお願いする」というものです。

 ものは試しと、まずは「パートナーの条件のリストアップ」をしてみました。
 そうしたら出てきたのが、「いつも笑顔で、動じることなく、堂々としている」「自分も人も幸せにする仕事をして、精神的にも経済的にも豊かになっている」・・・等ということあったのですが、それを見ているうちに、アレ? と思ったのです。
 これは「理想のパートナー」ではなく、「なりたい自分像じゃない?」と。
 そう思ったら、「パートナー引き寄せ」というより、「自分の心理の読み説き」のように思えて、そのリストのことはすっかり忘れてしまったのです。

 その代わりに、心にフィットしたのが、「ピッタリの人に出会えますように」というお願いでした。
「神社の神さまは万能なのだから、私の心をちゃんと読みとって、私にピッタリの人を連れて来てくれるはず!」と、初詣や神社の参拝の時は、一つ覚えのように「私にピッタリの人と出会わせてください!」とお願いしていたのです。
 が、好きになったり好かれたり紹介されたりということはあっても、結婚まで進むことはありませんでした。

 けれど、神社の神さまとお話ができるという、フリーランス巫女のささなおさんという方とご縁ができまして、色々お話をしていたら、「「ピッタリの人」というのでは、神さまは困ってしまって動けない」と教えてもらったのです。
 神社の神さまは、「ピッタリの人と出会わせてください」と言われても、「ピッタリの人って?」と首をかしげてしまうというのです。
 自分の中に「こういう人がピッタリの人」というのが明確でなかったら、神さまは困って探せないのですね。

「神さまだったら察してよ!」と思うところですが、本で詳しくご説明していますように、神さまは、私たちの「本心」が願っていることを叶えてくれようとします。
「ピッタリな人って自分でもよく分からないけど、そんな感じの人がいて、もし目の前に連れてきてくれたら結婚してもいいな」というのは、本心は「そうでなかったら結婚しなくてもいいや」ということ。
 それに願うことが明確でなかったら、神さまも探しようがないのです。
 ですから、「これこれこれこれ、これこれこれこれな人!」と明確にすればするほど、神さまは絞り込むことができるようになるのです。
 ただ、「○○さんを!」と指名するのは、○○さん本人の意思もありますので、思い通りにはならないこともありますから、注意してくださいね。

さいごに

 いかがでしょうか? あなたが今まで結婚のご縁がなかったのは、このようなことを考え、行動して、まだ本気で結婚を受け入れる準備が整っていなかった、ということも原因の一つだったのかもと、思い当たることはないでしょうか?
 もし、あるとしたら・・・。
 ぜひ、本を何度も読み返して、ご自身の心を見つめ、整え、準備をし、シッカリと直感を受け取って行動してみてください。
 きっと近い将来、あなたを待っている人とのご縁ができるでしょう。

 これから結婚するまで、そして結婚してからも、きっと楽しいことも苦しいこともさまざまな感情を味わうようになるでしょう。けれどそれすらも、どうぞ「面白がる」気持ちでいてください。
 なぜなら、「体と心を使って体験をすること」こそが、私という「肉体をもって生まれた神さま」が、一番経験したいことなのです!
 ご自身をたっぷり使い倒して、この、豊かさと安全に恵まれた日本に生まれていることを生かし、思う存分、さまざまな経験を味わい尽くしてください。
 そうしているうちに、きっとたくさんの出会いのチャンスと喜びが、あなたのもとに降り注ぐようになりますよ!

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
今後も恒吉彩矢子の本やセミナーなどでご縁を続けていただけたら嬉しいです。
新しい情報は、ブログメルマガをご覧くださいませ。
あなたにたくさんの幸せが舞い降りますよう、心からお祈りしております!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次