『不幸だなんて、気のせいだよ。』プレゼントエッセイ

目次

「悩みや不幸の最大の原因と、それを解消する究極の方法」

このたびは『不幸だなんて、気のせいだよ。』をご紹介やご感想をお寄せいただき、ありがとうございました。

こちらのエッセイは、「本を読んでくださった方」向けになっております。
もし「まだ」という方は、読んでいただけたら嬉しいです!

さて、本を読んでくださって、時にはワークなどもしていただいたら、
「なるほど、自分はもともと備え持っている感覚受容器官や、自分の感性やできることを、まだまだ使っていなかったな!」
と気づいていただけたのではないでしょうか。

ついつい頭を占める「ぐるぐる思考」に自分の大切なエネルギーを浪費してしまって、感じることや楽しむことをおろそかにしていたことに気づかれたなら、もうそれで8割はOKです。

気づかれたなら「使う!」それだけですよね!😊

本にも書いてあるように、

🔴「左脳(思考)」を静かにさせる
🔴「感じること」を意識する

ということをしてから、どんどん「感じる」「愛でる」「親しむ」「楽しむ」を深めていきましょう。
毎日がもっともっと色鮮やかに楽しくなっていきますよ。

この本を書きながら、私は「悩みや不幸の最大の原因と、それを解消する究極の方法」というのに気づきました。

今回の本のテーマとはちょっと離れているので、本では少し触れるだけにとどめているのですが、私が20年以上「幸せ」について探求し、幸せになるため、幸せであるための様々な方法を試してきたのは、
「ああ。すべてこのためだったんだな」
と気づいたこと。

この大きな気づきを、本を読んでご感想をくださったあなたに、お礼としてお伝えさせていただきたいと思います。

本には、悩みや不幸の原因は「不安や怖れや思い込み」と書きました。

これは具体的な、自分の中の感覚になります。
実はその後ろにある悩みの原因となる「状態」というのに、私は気づいたのです。

それは何かというと、
「現状否定」と「自己否定」です。

「問題が起こる」ということは、「いつもと違う」状態ですから、困りますよね。
だから「現状否定」しています。

また、「あの人はいいなぁ、もっと自分が〇〇だったらなぁ」と思うときというのは、「自己否定」しています。

そして、「こうじゃない」「こうじゃない」と思えば思うこと、思考はぐるぐるして、ストレスホルモンも出て、心も体も疲弊します。

さらに「こんな現状・自分ではダメだ!」と思っていたら・・・

そう。本で何度も書いたように、
「それを思わされる現実を見る」ようになってしまうのです!

では、その状況をひっくり返すには・・・

そう。ひっくり返すこと。

ズバリ、「現状肯定」と「自己肯定」です。

私は自分ががんになったと分かったとき、今まで心の学びをし続けていたので、
「何でどうして」「なんで私が」というぐるぐる思考にあまりハマらずに済みました。

がんになったことを公表するかは、
「幸せについて15年もお伝えし続けてきたのに、がんなんて不幸なことになっちゃってカッコ悪い~!😣」
とちょっと考えたのですが(笑)、

それまでの15年間してきた思考のクセで、

ならない可能性もあったのに、なったからには、意味があるはず

という、つまり「現状肯定」がすぐにできたのです。

その結果、ぐるぐる思考やマイナス思考で自分のエネルギーを消耗させず、

ではどうしたら

にすぐ意識を向けられたことが、「こんなのダメだ」と思い詰めて「やっぱりダメな現実」を見ることなく、けっこう順調に抗がん剤治療も終えて、ピンシャン元気になれた要因でもあったと、今なら分かります。

私は20年以上前に、心象研究家の小林正観さんの『で、何が問題なんですか?』という本を読みました。

そのタイトルのインパクトを、今でも覚えています。

自分に起きていることを「問題」と思っている限り、悩みは終わらないのです。現状を否定して、抵抗をし続けているわけですから。

でも、「問題なんてない。必要なことが起こっているだけ」と、現状を肯定した瞬間、問題は霧散するんですね。

今回の本にも、

「なんで?」でなく「だからか」になると問題がなくなる。

と書きましたが、これも現状肯定のテクニック(笑)の一つです。

心の学びの本を読むと、悩みをなくするための方法がたくさん紹介されています。
それらはすべて、「現状を肯定する」方法なんですよね。

「感謝する」というのは、問題の「おかげ」を見つけることで、問題を肯定すること。
「しょうがない」とか「まいっか」というのは、問題を気にしないようにすること。
「必然」「最善」と思うのは、問題を受け入れること、などなど。

どのやり方がマッチするかは、個人差があります。

色々な方が色々な方法を伝えておられるので、
試してみて、自分が一番、

「こう考えたら受け入れられるな」

と思う方法を見つけておくと、トラブルが起きても心の対処が早くなります。

すると、「なんでどうして」というのに意識の比重をかけないぶん、トラブルが解決するのも早くなるんですよ。

それどころか、何が起こっても肯定するのに慣れていたら、ほかの人が問題に思うことも、当人は問題に感じないので、

「問題がもう起こらない人」

になることだってあるのです。

そうなると、「悟った人」になるので、現世で修業することがなくなって、お迎えが早く来てしまいます(笑)

私はお迎えに来てほしくないので、まだまだ「うひゃぁ!」と思うことが起こりますよ!(笑)

また、「これから困ったことが起こったら」というのが不安や悩みのこともありますよね。

けれどこれも、本で書いたように、今の時点では、「起こるかどうかわからない、ただの思考」に過ぎないのです。

ある程度備えたら、もう「そのときに考えるしかない」ことです。

それに、「こうなったら」と思えば思うほど、「やっぱりね」が起こりやすくなるでしょう。

ただ、

「『こうなったら』と思うと困ることが起こるから、
『こうなったら』と思わないようにしなきゃ!絶対に考えちゃダメ!」

と肩に力を入れて思うのは、少し危険なのです。

「思わないようにしなきゃ」というのは、実はもう「思っている」「想定している」ということですから、逆に引き寄せやすくなります。

さらに、「しなきゃ」というのも、「そうしないと怖いことが起こる」という思いがこもった執着になりやすいので、「怖いこと」を引き寄せやすくしてしまうのです。

それよりは

「やることはやっている(心は安心)、起こったときは起こったときだ(自分なら何とかなるだろう)」

と思っているのが、おススメなんですよ。

なぜなら、これは「備えが足りないんじゃないか」という「現状否定」している思考ではなく、
「現状できることはしている」という「現状肯定」の思考になるので、悩みを減らすことになります。

そして「なんとかなる」という未来を引き寄せやすくするのです

また、「自己否定」をすることも、自分を幸せから遠ざけてしまいます。

「自分はこれができていない」「自分はこんなだ」「みんなは〇〇なのに」「あの人は△△しているのに」・・・

字を見ているだけで、ションボリしますよね。

しかも、まだ世界が狭い子供ならよけいに、自分の「ない」ばかりに目が行ってしまうこともあるし、

年齢が上がっても「トシだからもうムリ」と自分を否定したり、SNSを見て劣等感に苛まされたりして、自分を好きになれなくなってしまい、落ち込んだりしてしまうこともあります。

私も子供の頃は「出来が良いほうがいい」と思っていたので、テストの点が悪いと自分を責めたりしていました。

でも、成長するにつれ、自分が頑張っても満点を取れないことや、ほかの人より劣っていることがあるのも分かるようになったのです。

そうして心の学びを進めるうちに

人はそれぞれ経験することが違う

と思うようになりました。

私は20年前から本を書いていますが、もっと後に本を書いた方が、大ベストセラーをバンバン出しておられます。

「うらやましいなぁ・・・」と思うこともありますが、
「あの人は、ベストセラーを書くという経験をすることになっているんだ」と、そのことについて認め、
そして自分は「大ベストセラーを出せないからダメ」ではなく、

自分も経験することになっているのなら、そのうちそうなるのだろう

と思っているので、妬みの炎にそれほどあぶられることも、「大ベストセラーを出さなきゃ」と執着することなく、けっこう軽やかでいられます。

大ベストセラーが出たら嬉しいなぁ(笑)

それに、年齢が上がってきたせいで、前とは違う変化も色々と出てきました。

毎日鏡で顔を見るたびに、シミやシワがあるのが分かるし、芸能人の名前もすぐに出てこなくなったりしています(笑)

でも、「私、もうトシだからダメ」と自己否定するのではなく、

これも私。今の自分らしくやっていこう

と、現状肯定していると、ションボリすることはありません。

それも、本に書いている

「ない」でなく「ある」

を見るクセがついているからでもあるのでしょう。

私は、朝、目が覚めて起きることができて、空からミサイルが降ってくることもなく、水が飲めて屋根があるところに住めてという、自分の身の回りの「ある」を見るだけで、朝から

「ありがたやぁ~~~~~~~~~!!」

という、感謝の思いに満たされます。

もちろん、見つけようとしたら「もっとああだったら」「こうだったら」「こんなことになってしまった」という「ない」も見つけられるでしょう。

でも、自分の周りの「ある」に気づいて、朝食に具だくさん納豆を目をつぶってゆっくり味わって食べているだけでも、幸せなんですよね(笑)

今の時代、自殺を選ぶ人はなかなか減りません。

現状や自分を肯定することができなくなると、自分の存在を消すことを考えてしまいます。
左脳で思考すると、現状を変えられない理由や、肯定できない理由ばかりが思い浮かんでしまうでしょう。

だからこそ、左脳を静かにして、右脳を優勢にして、今この瞬間、屋根があるところにいて、お腹も膨れていて、空調もあるところに座っていられる。

「今ここ」の心地よさを「すでに感じていること」に気づいていただけたらなと思うのです。

肯定できないことばかりが起こっているとしても
「これはまだまし」
「ちょっとはある。できる」

ということに気づくこと。

「当たり前」と思っていることは、実は「ありがたいこと」だと気づくこと。

自分にダメなところがあるからこそ、それを補ってくれる人が活躍できること。

ダメと思っていることも、それはただの「思い込み」であって、ひっくり返すと長所になったりと、別の見方もできること。

何より、いろいろなことができる今の時代を選んで生まれてきたからには、

<<心と体を味わい尽くす>>

ということを自分が魂レベルで求めているから。

頭で考えて色々なことをやめる代わりに、

「心が動いたら実行する」

ことをして、どんどん心も体も使い倒していただきたいと思います!

悩みの最大の原因は「現状否定」と「自己否定」。
それに気づけば、後は自分にマッチする、脱する方法を見つけるだけ。

左脳も自分をサポートしてくれる大切な機能なのですが、「ぐるぐる思考」をさせることで、自分のストッパーになることもよくあります。

だから「ぐるぐる思考」がある人はそれを鎮めて、体感(五感)に意識を向けることをぜひ習慣化してください。

歩きながら呼吸を意識したり、足の裏の感覚に意識を向けたりするのも「歩く瞑想」になりますよ。

とはいえ、本のあとがきにも書きましたが、文章を読んで
「なるほど!」
と思っても、日常のアレコレにすぐ押し流されてしまうもの。

よろしければ、ぜひ本を何度も開いてみていただいたり、
オンラインコミュニティの「幸せな生活術+研究所」に参加したりしてみてください。

「幸せな生活術+研究所」は、私が20年蓄積してきた「幸せの智慧」をシェアするとともに、参加者である所員の皆さまの「幸せの智慧」を集め、それを毎日見ることで、幸せの感覚にふれることを習慣化するものです。

自分がコメントをすることは、自分の幸せ力アップにもなります。

ゆくゆくは
<自分がパワースポットとなり、周りを照らす✨>
ようになりますよ!

よろしければ、ご一緒しましょう!

詳細は https://yoor.jp/door/shiawase

このたびは、『不幸だなんて、気のせいだよ。』を読んでいただき、本当にありがとうございました。

皆さまが、いつもホッとリラックスして、安心で満たされた幸せの中におられますように。
そしてそのあたたかな光で周りを照らし、たくさんの幸せな循環の中にありますように。
皆さまの幸せを心より祈っております。

そして、いつかリアルでお会いできます時を楽しみにしています!

感謝を込めまして 恒吉彩矢子

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